メトロ・ワールド・チャイルドNY本部の4ヶ月研修を受けて(2015秋) (その1)
2015年秋にアメリカのNY本部でインターンシップに参加されました田中純花様からのレポート―その1
9月3日から12月17日まで、Metro World Childでインターンとして働いたことは、自分の人生の中で最も貴重な体験の一つだったと考えています。
メトロに行く前も今も、自分の人生をこのように生きたいという願いがあります。自分が死ぬ瞬間に人生を振り返って、こういう生き方なら満足できるだろうと思う生き方のことです。職業や細かな人生設計は変わるかもしれませんが、人生を通して神様を愛し、人を愛することができたなら、良い人生だったと言い切ることができると思います。でも同時に、人を愛していると言うことは不可能ではないかと感じていました。完全な愛で愛することができないのなら、初めから愛していると言わないほうがましではないかとまで思っていました。
メトロにきてスタッフに初めに言われたことで印象に残っているのは、子どもたちに「Jesus loves you, we love you.」というメッセージを伝えることでした。初めのうちは子どもたちに「I love you.」と言うことに抵抗を感じました。自分はインターンで四ヶ月経てば、彼らを残して帰ってしまうことがいつも頭にありました。でも、NYで子どもたちと関わるうちに、今、愛していることを伝えなければいけないのだということに気が付きました。今、目の前にいる子どもたちにもう一度会えるとは限らないからです。保護施設やスラムに住む子どもたちにとって、そしてそうでなくても、誰かが彼らを愛して、気にかけているということは本当に大きなことかもしれないのです。完全な愛で愛することは不可能でも、今目の前にいる子どもたちを自分ができる全てをもって愛することは可能です。
メトロの創始者のビル・ウィルソン師、そしてスタッフを見ていて感じるのは愛です。疲れていても朝早く起きて夜遅くまで働くのは、本当に子どもたちを愛しているからです。素晴らしい人々の働く素晴らしい場所でインターンシップをすることができて、感謝しかありません。
また、日本から私を送り出してくださった、主イエスキリスト教会の大久保みどり牧師はじめとする教会員の方々、家族にも本当に感謝しています。これから先、自分が何をすることになるのか、はっきりしたことはまだ分かりませんが、メトロでの経験は自分の人生に大きな影響を与えたと言うことができるような生き方をしたいと思います。
次回は研修での活動内容などをお伝えします。
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