メトロからのメッセージ(2017年2月)「”ホーム”とは、 神の心のあるところ」

「ホーム」とは、 神の心のあるところ

クリスマスの時期は、メトロのスタッフも休暇を取ってそれぞれの故郷へ帰り、家族や友人と一緒にこの日を祝います。メトロには世界中から大勢のスタッフが来ていますが、日々厳しいスケジュールをこなしていますので、この休暇は身体を休め、リフレッシュし、愛する人々と交流する非常に貴重な機会です。

しかしどこにいても神様は私たちの心に訴えかけられます…この神様の働きかけにより、私たちは福音を伝える責務を常に感じ、離れて過ごしている時も子どもたちへの愛に満たされています。ですから私たちはここニューヨークで、神様の愛を知るべき子どもたちが暮らす市営住宅や家々こそが自分の「ホーム」であると思えて仕方ないのです。

スタッフの一人、エミリーはこの休暇に帰省し、そこがもう自分の「ホーム」ではないと悟りました。エミリーは次のように語りました。


「クリスマスに写真をもらいました。知らないうちに撮ってくれた私のスナップ写真で、屋内教会学校が行われる朝、子どもたちを迎えに行った時のものでした。

そこには、あらゆる世代の混沌と破綻した人々が写っていました。父親と喧嘩している男の子、いたるところで繰り広げられる罵り合い、公営住宅の前で座り込んでいる老婆…後ろにいる男の子は、教会学校で成長した奉仕者、小さな女の子が家で言葉の虐待を受けて涙ぐんでいたり。訪問先のドアをノックした時、何が起きるか予想できません。そこに期待はありません。私の役目は、この人たちに『私に期待していいんですよ』と伝えることです。この環境から脱して希望と愛のうちに生きられるよう『私たちを当てにしていいんですよ』と伝えることです。

『ホーム』は天と地がぶつかり合う場所にあります。あなたも私も、それがどこであれ、各自が置かれた場所を神の国とできるよう努めていきましょう。」