メトロ・ニューヨーク現地視察ツアー2016参加者のご感想(その3)
2016年11月10日~15日にかけて開催しましたメトロ・ニューヨークの現地視察ツアーにご参加くださった都丸道宣様からのレポートです。今回が最終回です。
一人が一人に出会うということ
土曜日にビル先生が運転するバスに乗せていただきました。路線バスのように、希望を持つ子どもの待っているバス停目指して走りまわりました。警笛というのかホーンというのか、日本では道路で大きな音で暴走行為をする人たちくらいしか発しない楽しげな音がバス停で鳴らされます。ブーブー、パラリロパラリロ!(暴走する方々のよりは品の良い音でした…。)の合図で家から飛び出してきた子供たちを一人一人しっかりハグして奥から詰め込んでいきます。ぎゅうぎゅうになったバスの中でイエス様の誕生日を祝う賛美がテンポよく歌われ、福音4つの法則がラップのように繰り返され、狭いのにダンスまで繰り広げられ、礼拝への期待を高めていきます。お菓子が配られ、半狂乱になるくらい喜びを表現する子どもを見て、イエス様に出会う喜びってこれほどのことだよ!と再確認しました。
礼拝では、ルーレットを回して、止まったところに表記された金額がその場でもらえるというイベントもあり、メッセージがあり賛美があります。ニューヨークの子どもが直面する現実的な必要にストレートに答え、霊的にも肉的にも満足させるのがメトロの礼拝でした。次週のイベントは教会に動物が訪れ移動動物園が開かれます!馬も来るよ!乗れるよ!会場に集まった全ての眼に何度目かの輝きが灯ります。
集められた一人一人の子どもたちはスタッフのある一人に話しかけられ、住所を聞かれ、家まで迎えに来られ、バスに乗り込む時に名前を呼ばれハグされた子たちです。愛されるために生まれたことをスタッフとのやりとりの中で感じてこの場に集まっているのです。それを経験したかしないかで人生の彩りは全く違うものになることでしょう。その瞬間を少しでも繋げるためにスタッフは町に出るのです。くまなく回り、福音をくまなく宣べ伝えるのです。それは難しいことじゃない。普通のクリスチャンが一歩踏み出せば、数人集まれば、声を大きく言い始めれば、大きな働きが出来る。そのような働きを私も日本で始められたら…。夢と希望を胸に成田に降りました。
行きの機内はすごく空いていて三人分の椅子を占有する恩恵に預かったのですがその恩恵は帰りには受けませんでした。いや、もうその恩恵は必要ありませんでした。イエス様の喜びを感じたい。イエス様の喜びを伝える恩恵を受けたい。それ以外の恩恵はしばらく要らない。くらいの感じに舞い上がっていました。スタッフが刺されてしまう危険や、子どもが銃で撃たれてしまうような場所での働き方とは違うけど、地上での命が終わるときに福音を知らないのならそれは永遠の命を掴めないまま死んでしまうことだから、それが友人や家族の身に起こってしますことを危惧するなら、動かなくちゃいけない。動かないではいられない。朝から晩まで喜びに満ちて動き続けていたインターンの20歳前後の彼らを見て、福音に傾けられる全てのスタッフの情熱を見て、それを始めたビル先生(68歳)に12歳の頃に福音が自分の身におとずれた感動が微塵も色あせていないのを見て、生き方を変えていただきたい。と、主に正直に願います。これまでの歩みに無かった真剣さをください、と。
まずは一人。友人と食事のときを持ちNYでの体験と神様の素晴らしさをお伝えしました。彼はまだ救いを受け入れていません。でも、必ず、もうすぐ…。主に期待します。