メトロからのメッセージ(2016年9月)「あなたからのプレゼントで、子どもたちは永遠のいのちの糧も得られます」
ニューヨークの道ばた教会学校でのことです。ステージ前のシートに座っていたヨセフという男の子が、メッセージを聴きながら突然気絶して、歩道上に後ろ向きに倒れたのです! 私たちは慌ててヨセフのもとに駆け寄り、スタッフのひとりが彼を抱き起こしましたが、少しすると再びその子は気絶してしまいました。
スタッフがヨセフに「今日何か食べた?」と聞くとヨセフは答えました。「ううん」。実は、彼はまる一週間、ろくに食べさせてもらっていなかったのです。私たちはすぐに食べ物を与えて快復を見守りました。
ヨセフを家に送り届け、母親に成り行きを説明すると、母親はヨセフを怒鳴りつけたのです。「食事をしていない」と言ったことに腹を立てたからです。
ヨセフが教会学校に来る理由がわかった気がしました。抱きしめられ、微笑みかけてもらい、ハイタッチをしてもらえる場所はここしかないのです。それに、その日は食べ物まで与えてもらって命拾いしたのですから。
かわいそうに、この子はやっとの思いで教会学校に来たのに、あまりの空腹で限界を超えそうだったのです。いえ、実際超えてしまいました。二度も気絶したのですから! このような空腹状態が原因で、子どもたちがキリストから離れてしまうことがあります。いくらイエス様のお話をしても、お腹が空きすぎて集中して話を聞いていられないのです。
しかし皆様のご支援があれば、メトロは、子どもたちの身体にも食べ物という糧を与え、その助けをいただいて、魂にみことばという糧を与えることができます。メトロでは、次世代を担う子どもたちの内に、確かな信仰を育てるために、あらゆる方法で糧を与えようと、日々尽力しています。
皆様の継続的なご支援のお陰で、ニューヨーク、フィリピン、ルーマニア、ケニア、南アフリカ、インド、ペルーといった地域で活動できるだけでなく、ここぞという場面で価値ある食べ物を与えることもできるのです。子どもたちが切に求める霊的な糧と肉体的な糧を与える手助けをしてくださり、ありがとうございます。
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