メトロと共に歩み、いただいた神の恵み!(2021年7月)

ニューヨークスタッフ シモーネより

少年の頃

これからお伝えするロイ(仮名)の話は特別なケースですが、同時にニューヨークに住む多くの子どもたちの話でもあります。

はっきり覚えてはいませんが、ロイは5歳か4歳のときに土曜日の教会学校の迎えのバスに乗ってくるようになりました。11歳の時、彼はメトロの十代のボランティアのひとりとして奉仕を始め、バスの手伝いをしたり、近所の子どもたちを訪問したりしていました。

ロイは半年早く高校を卒業してまだ20歳ですが、大学での学士号を取得できたのです。これは、その地域では今までに例のないことでした(アメリカの大学は飛び級がありますで、成績優秀な学生は、4年を待たずに卒業資格を得られる場合があります)。

成長の過程で、彼自身や家族が命の危険にさらされる瞬間を本当に何度も経験してきました。ギャングがいつも周りにいて、常に彼を仲間に引き入れようとしてきました。ある日、彼は自分の住むアパートの階段踊り場で死体を見つけました。彼はバスのキャプテンだった私にそれを伝えに来たのですが、それは慰めてほしかったのではなく、私を守ろうと思ったからでした。

ボランティアとして活躍
学士号のガウン姿

彼が住んでいる地域では銃撃事件が多発していて、彼とそのアパートに住んでいる他の子どもたちが生きていられたのは、ただ神の恵みによるのです。

メトロの教会学校の幼い子どもたちは、みんな彼を尊敬していて、彼がバスに乗っているときは、彼の言うことをとてもよく聞いています。近隣では、彼が通りを歩いているのを見かけると、バスに乗っている子どもたちはメトロのスタッフの一人だと思って、彼を指さしてはにかみながら見るのです。

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