METRO Philippineインターンシップを終えて②-2(2020年9月)

信仰の戦い

こういう場所に福音を伝えに行くということは、僕にとっては非常に大きなチャレンジでした。スタッフとこのことについて何度か話したのですが、「このような苦境の中にある子どもたちも神様は愛していて、救い出してくださると信じることが信仰だよ」と言われました。その時初めて、自分が本気で神様を信じることができていなかったと気付かされました。僕の心の中は不安や葛藤だらけでした。
インターンシップの期間中、それらに関する信仰的な戦いはあったのですが、それらと戦うようにして聖書を読み、賛美し、祈るスタッフと4か月間共に過ごせた時間は、僕の信仰にとって重要な訓練となりました。目の前の問題が多
すぎてどうしようもないと感じるけれど前へ進む、という訓練です。この訓練を経て、僕の信仰は非常にシンプルになりました。問題も課題もあるけれど、それでも神様は良いお方だと素直に言えるようになりました。

道端教会学校でのメッセージの様子

道端教会学校のある週の普段のスケジュール

トレーニング期間が終わった後は、本格的に道端教会学校が始まります。僕たちが活動する地区の子どもたちは、あまり英語が堪能でないので、タガログ語でコミュニケーションをとる必要があります。そのため、言語的な壁はありますが、基本的に道端教会学校内ではスタッフとあまり変わらない仕事をしました。音響や司会、メッセージの担当など、僕にできることはたくさんありますし、子どもたちもすぐに馴染んでくれます。
チームA、チームB、チームC、チームDの4チームあるのですが、インターン生はBとDの2チームに振り分けられ、Cは、BとDの2チームからメンバーを出し合って構成していました。もちろん道端教会学校が始まってからは、色々なことがありました。笑ったことや楽しかったこと、辛かったことと様々ですが、ここでは伝えきれないので、普段のスケジュールと写真の軽い説明だけにとどめたいと思います。

担当地区での道端教会学校。時には400人を超える子どもたちが参加してくれます
休み
休み
午前:学びの時間 夜:トレーニング
午前:ミーティング 昼:道端教会学校(チームC)
午前:学びの時間 昼:道端教会学校(チームC)
午前:訪問 昼:道端教会学校(チームD)
終日:道端教会学校(全チーム)
インターン生の一週間のスケジュール

トレーニング…フィリピンではフィリピン中の教会と協力しながら、道端教会学校を行っています。この時間に、それぞれの地域の協力教会を借りて、ボランティアとして活動している道端教会学校のメンバーをサポートし、必要なもの(ビラ等)を提供します。
訪問…それぞれ担当している地区を訪問して、ビラ配りをして子どもたちを集めます。親と話すことも大切な仕事の一つなので、この時がそれぞれの地区の家族と仲良くなるチャンスです。
学びの時間…毎週、インターン生には課題が出されます。休みの日も課題をやったり、一週間分のご飯の買い出しなどやることは意外とあります。

また、メトロは奉仕で活動していますが、教会ではないので、日曜日は他のスタッフが集う教会に出席します。インターン生は家の教会とインターナショナルチャーチの二つのうち一つを選んで集っていました。10月末から11月初旬にかけて休暇があるのですが、それ以外の日はやることがたくさんあり、毎日忙しいです。

ビジターとして来ていたドイツ人チームと、ワーカーとして助けてくれるフィリピン人メンバーと一緒に


つづく

METRO Philippineインターンシップを終えて①-1
METRO Philippineインターンシップを終えて①-2
METRO Philippineインターンシップを終えて②-1
METRO Philippineインターンシップを終えて②-2
METRO Philippineインターンシップを終えて②-3