METRO Philippineインターンシップを終えて①-1(2020年8月)
2019年にメトロ・フィリピンのインターンシップ(研修制度)に参加された日置様のレポートをお届けします。
2019年8月末から12月までメトロ・ワールド・チャイルド・フィリピンでインターンシップをしていました、日置頌です。
僕は、インターンシップに参加した2019年の6月頃まで、メトロ・ワールド・チャイルドの働きについて全く知りませんでした。
さらに、ビル・ウィルソン先生のことも全く知りませんでした。
なので、神様に示されて出国した時は、まさか僕がマニラのスラム街で教会学校の働きに加わるなんてことは考えていませんでした。
しかし、神様は不思議な方法で僕にその道を示してくださいました。
この体験記では、神様がどのようにメトロ・ワールド・チャイルドに参加するように僕を導かれたのかについて書いた後、具体的な働きやフィリピンでの生活のことをお話しします。
左から日置様、スタッフのジョシュ、ハンナ、ダーウィン。
インターンシップへの参加は神様の導き
僕は、メトロ・ワールド・チャイルドの働きを知る以前から、海外の貧しい人たちの生活の場に行き、何か自分にできることをしたいという思いがありました。そして大学2年生の冬頃には、海外に実際に行って色々なことを経験するべきだと色々な人たちを通して教えられました。そして大学3年生の年を休学し、1年間海外に行くことを決めました。その時に神様から「世界中で働く私の偉大さと私の愛を見せよう」と示されていました。そんな状況だったので、きっと何かのミニストリーや宣教団体で働けるだろうと思っていました。しかし、僕のような若者を受け入れてくれる団体を見つけることはできませんでした。やはり、実際に貧しさなど、多くの問題を抱えた場所には、様々な危険が伴うので受け入れは難しいようでした。そのためクリスチャンとは関係の無い企業や団体に申し込んで、そこでインターンシップを行うことを考えました。そして5月31日に日本を出発し、最初の目的地であるカンボジアに向かいました。
始めは、カンボジアでは企業でインターンシップを行っていました。そして次の行き先をどうするか考えていた時に、ビル・ウィルソン先生が僕の母教会に来て、礼拝のメッセージをされました。その様子を僕はインターネット配信された映像を通して見ていました。本当に衝撃的でした。
メッセージの中でビル先生が語られたこともそうですが、メッセージの前に世界にどういう子どもたちがいて、メトロがどのような働きをしているのか紹介しているのを聞いて鳥肌が立ちました。これこそ、僕がやりたかった働きだ、そう思いました。そして人生を通して色々な困難を経験されたにもかかわらず、ビル・ウィルソン先生が、今もなお強烈な情熱を持って活動されている団体の中で働いてみたいと強く思いました。
メッセージの中では、メトロのツアーについてだけ話されてインターンシップについては話されていなかったので、初めはツアーに参加しようと思っていました。ツアーの情報を見るためにHPを見てみると、下の方にインターンシップについての記事がありました。ちょうどその時期がインターンシップの募集時期であり、メトロ・フィリピンのインターンシップの時期も、ちょうどカンボジアでのインターンシップが終わった直後からのスタートでした。祈って、神様がきっとこのことを備えてくださったんだと信じて申し込みました。
神様の備え
申し込みの金銭的なことは、不思議な形で神様が働いてくださいました。出国するときに教会からサポートしてもらいましたし、そもそもこの一年間のために僕自身や家族の財布を開けるようなことはありませんでした。結局帰国するまでそのようなことは一度もありませんでした。神様の御手の中で助けられていたことを感謝しています。
英語の面接があると聞いていたのですが、僕はその時カンボジアにいたのでその面接はパスとなりました。自分の英語力に多少の不安はありましたが、カンボジアの企業で働いていたので大丈夫ということでした。他のミニストリーと違い、そういった英語のハードルが低いことは僕にとっては大きな助けでした。少しだけ万代先生と電話でお話をしましたが、メトロのスタッフの方々とは、ほとんど関りが無いにも関わらず、神様が前に進めてくださいました。
カンボジアでの仕事が少し早く終わったので、ベトナムに一度行ってから、いよいよフィリピンに入国しました。メトロ・ワールド・チャイルド・ジャパンからOperation Departmentのハンナさんという方を紹介され(この方がインターンシップの責任者だったのですが…)連絡を取っていました。何日の何時の飛行機に乗っていくからと伝えて、いよいよベトナムを離れてフィリピンに行くことになりました。
マニラ空港にて
現地での活動報告
空港にはスタッフのダーウィンさんが迎えに来てくれ、車でスタッフとインターン生が住むオフィス兼宿舎に向かいました。フィリピンには、2年ほど前に、1か月間の短期留学で来たことがあったので、空港からの道中は懐かしい光景が広がっていました。カンボジアや他のアジアにはない独特の空気感と街並みです。
カンボジアでは金融系の企業でインターンシップをしていて、お金のことや人々の生活についてずっと考えていたので、ダーウィンさんには車の中で、人々はいくらくらいの賃金で働いているのか、満足に食べることができるのかといったことを、質問していました。話しているうちに宿舎に到着し、スタッフのジョシュさんが出迎えてくれ、彼が僕を部屋まで案内してくれました。そのあと、ハンナさんや他のスタッフに挨拶をして、荷解きをしました。同じ部屋にジョシュさんも住んでいて、もう一人の日本人インターン生である永野君も、そこに泊まる予定でした。
クーラーがないので、めちゃくちゃ暑い日もありましたが、おかげで日本の夏も平気になりました。(笑) あと、シャワーは水だけで、水もしょっちゅう止まるので、シャワーを浴びられない日もありましたが、僕はカンボジアで鍛えられていたので、あまり気になりませんでした。(笑)
つづく
METRO Philippineインターンシップを終えて①-1
METRO Philippineインターンシップを終えて①-2
METRO Philippineインターンシップを終えて②-1
METRO Philippineインターンシップを終えて②-2
METRO Philippineインターンシップを終えて②-3