ビル師からのメッセージ「50年の歳月と1,000の “THANK YOU”」(2018年4月)

今年私は献身生活50年を迎えます。今、こうしてメトロのキャンプの準備をしながら、この長い期間に参加した子どもたちとの交流や「Thank you(ありがとう)」の言葉がよみがえってきます。そこで、私の記憶と心に刻まれた忘れがたい感謝の表現のいくつかをご紹介したいと思います。

こんな子がいました、「怒鳴りまくらないでいてくれて、Thank you(ありがとう)」こんな男の子もいました、「怒らないでいてくれて、おねしょしてもキレないでいてくれて、Thank you」別の子は「殴らないでいてくれてThank you」こんなのはいいですね、「Thank you、 Thank you、 Thank you、お腹いっぱい食べた」これは忘れられません、「一緒にお祈りしてくれてThank you」。治安の悪い地域に住んでいる10歳の子はこんなことを言いました、「Thank you。キャンプに来ないで家にいたらトラブルに巻き込まれるところだった」キャンプの2日目にこう言った女の子もいます。「Thank you。夕べ、銃声が一度も聞こえなくて嬉しかった」別の女の子の言葉です、「Thank you、聖書をくれて。これ、初めての聖書なの」そして最後、舌足らずで思わず笑ってしまいましたが、幼い男の子が私のところに来て言いました…「イエスさまのキャンプ、すごい楽しい。来させてくれたイエスさまの人にSank you(=Thank you)って言って」。

1960年、私が初めてキャンプに参加させてもらってキリストを受け入れたその瞬間は、私の人生を決定づけるスタート地点でした。私個人の人生の変化だけではありません。それがもたらした波及効果のことを考えてみてください。長年にわたってメトロを、そしてキャンプを支え続けてくださるあなたのような方々のお陰で、次の世代、その次の世代、そのまた次の世代の「Thank you」が続いて行くのです。

子どもたちの「Thank you」の一言に大した意味はないと思う人々もいるでしょう。しかし、あなたはおわかりになるはずです…今、私がお話ししている子どもたちの言葉の持つ力やインパクト、そして子どもたちの小さな「Thank you」が表す本当の意味を。

ですから今、私はあなたに「Sank you」と言います。今年もメトロのキャンプの成功のためにご協力いただけることを感謝します。この小さな無数の「Thank you」― その第一号は1960年に初めて私をキャンプに送ってくれた男性への「Thank you」ですが ― 今日もこだまし続け、これからもずっと永遠の殿堂にこだまし続けるのです。祝福をお祈りします。ご協力をよろしくお願いします。

心を込めて

ビル・ウィルソン