メトロ・フィリピン視察ツアーのご報告(2017年4月)(その1)
4月6日~9日にかけてメトロ・フィリピンの現地視察ツアーを開催しました。
視察ツアーのご報告をいたします。
今回は、お昼過ぎに成田空港を出発し、マニラまで直行便で4時間あまり。しかし、1時間の時差の関係で到着は現地時間の午後5時30分過ぎ。外はまだ十分明るく、メトロ・フィリピンのスタッフ、ハンナ姉、ネン牧師が迎えに来てくださいました。
さっそく、ジプニーと呼ばれる、屋根付きの小型トラックのような独特の楽しい乗り物の荷台(長椅子がある)に 、荷物と共に乗り込んで移動。ファストフード店とコンビニで簡単な夕食や飲み物などを購入して、メトロ・ワールド・チャイルド・フィリピンへ到着しました。
施設内で夕食をとり、ハンナ姉を中心に、滞在中の日程や、フィリピンならではの習慣などを中心にオリエンテーションを受けました。
参加者の皆さんからも質問がたくさん出て、深い内容のミーティングとなりました。現場のニーズ、子どもたちの現況に合わせて伝道することが、いかに必要かを再確認。その後、滞在先のホテルにチェックインし、最後は皆さんで祈り合う時間を持って、初日を締めくくることができました。
日本語が通じた理由
今回フィリピンツアーを開催できたのは、ハンナ姉の存在が大きく関係しています。彼女は、日本の宣教師のご家庭で生まれ育ったアメリカ人。代々牧師や宣教師のご家庭で、しっかりとした信仰を持っていますし、日本語は、きれいなはっきりとした標準語を流ちょうに話します。彼女のおかげで、参加者も自由に質問をすることができましたし、オリエンテーションも日本語でされました。
ビル先生の開催されるフィリピンツアーは、ビル先生と直接お話もでき、熱いメッセージを聞くことができますので大変魅力的です。しかし、シンガポールの方が中心ですので、すべて英語でどんどん話が進んでしまいます。そのため、この危険な地域で、英語と現地の状況に不慣れな日本人の参加は難しいのが現実です。
次回の開催時には、ぜひ無理をしてでもご参加ください。万代牧師とハンナ姉のサポートにより、言葉の不自由をあまり感じることなく、貴重な体験をしていただけます。
マニラの交通事情と地域の状況
マニラでは、ほとんどの人が車やバイク、バス、タクシー、ジプニーと呼ばれる乗り合いの車、バイクや自転車のサイドカー乗るトライシクルやペティキャブなどで移動します。そのため道路は恒常的にひどい交通渋滞と排気ガス。さらに、現地の人の運動神経にもびっくり。信号機は滅多になく、道路も車線はお構いなし。日本なら3車線くらいの道に、5台くらいの車がひしめき、間をバイクがすり抜け、その合間を見て人が横断します。このような状況の中では、移動するだけで大変な時間がかかることと、マニラのホテルも結構高いので、メトロの施設のあるパラニャケ地区のホテルを選びました。
メトロの研修所は、スタッフや研修生たちの安全を考慮し、高級住宅街にある、以前は会社の研修所として使われていた建物。その地域の入り口では、ガードマンが出入りを厳しくチェックます。
いよいよ活動開始
2日目の朝7時30分にホテルに迎えに来ていただき、8時にはメトロの施設からグループに分かれて出発。
フィリピンの子どもの里親になってくださっている方には、それぞれの子どもたちに実際に会いに行っていただきました。
スラム街にある子どもたちの家を訪問したり、近くのファストフード店で待ち合わせて食事を一緒にしたり、とても感慨深い時を過ごしていただきました。
その後、有名な墓地での教会学校に参加。スラム街を歩き回り、子どもたちに声をかけ、チラシを配り、みんなを抱きしめるメトロのスタッフついて回り、実際の活動を体験しました。
道端日曜学校ではもちろん、躍動感溢れる集会を開催! いつものことですが、メトロの若いスタッフや研修生のみんなの頑張りには、ただ感動!
3日目は、思わぬ事態に遭遇。続きは次号でお伝えします。