フィリピン視察ツアーのご感想(2017年4月) (その1)

4月6日~9日にかけてメトロ・フィリピンの現地視察ツアーを開催しました。ご参加くださった方より、さっそくご感想をお寄せいただきましたので、掲載させていただきます。(掲載は受領順)
今後もご寄稿いただいた順に掲載していく予定ですので、お楽しみに。

矢内様からのご感想

メトロワールドチャイルド・フィリピンの活動視察ツアーに参加、メトロを通して支援している子どもに会うことができました。(子どもたちの写真は、子どもたちを守るために投稿できないのですが…)
政権交代で混乱の中、緊張の渡航でしたが、空港のセキュリティ管理も整い、4日間の短いツアーでしたが無事に帰国しました。

フィリピンでもメトロの徹底した活動は本当にすごい。子どもたちに渡すものは、食料などの物質的な支援だけでなく、福音という希望。スタッフの熱い思いがひしひしと伝わって来ました。ここで希望を掴まなくては、子どもたちが貧困社会の食い物にされてしまう…。

メトロのスタッフはスモーキーマウンテンの奥の奥、ゴミの中でゴミを漁りながら暮らす家族、家々を訪問しています。スモーキーマウンテン、ある程度の覚悟はしていたものの、現実を目の当たりにするとその凄まじさは筆舌には尽くしがたいものがあります。それでも人懐っこい子どもたちがとても可愛らしくて、車に乗って別れる時まで、来てくれた女の子には別れ際にもう一度ぎゅ?っとハグしておきたかったなぁと後悔。子どもたちをずっと抱きかかえていた後の筋肉痛がよいおみやげです。

 

藤井様からのご感想

今回は貴重な機会を与えていただき感謝です。わたしは途中参加で2日足らずの滞在でしたが、日常のすべてを忘れて濃い時間を過ごせました。「いつかメトロ・フィリピンの活動を見に行きたい」とずっと願っていたのに、いざ出発となると、以前万代先生に見せていただいた現地の写真を思い出しドキドキでした。裸同然の子、顔も体も真っ黒に汚れた子、水浸しの不衛生な住環境…「あの光景の中で平静でいられるかしら」と。

でも杞憂でした。人懐こく無邪気にまとわりついてくる子どもたちの笑顔は最強で、確かに臭いのですけど(笑)そんなの平気どころか、触れ合いたくて抱き締めたくて…多分わたしは、子ども以上にはしゃいでいました。
写真で見れば「スラム街の子どもたち」という集団ですが、実際にはそれぞれに個性があり、一人一人に日本のわたしたちの子どもと同じ重さの命と人生があります。

中でも印象に残ったのは9歳のアンドリュー君。英語が話せるのは学校で使っているからだそうです。タガログ語を教えてくれたのですが、複数の言葉を系統立てて順番に説明してくれ、とてもわかりやすい。彼は他の友達と遊びに行った後も時々戻ってきては「○○はタガログ語で何て言うんだっけ?」と復習させてくれる教え上手な先生でした。

実に頭のいい子だと思います。でも、もしこの子が学校に行けなかったら優秀な素質も開花することはないでしょう。つらく、もったいないことです。すべての子どもたちが彼のように教育を受けられる状態になることを心から願いました。

その後は、ゴミを漁って生計を立てる人々が暮らす地域に連れて行っていただき、ゴミの山から必要なものを分別している人たちの姿を見たのですが…その手さばきの見事なことと言ったら!生きるために必死で作業するうちに身についたスキルでしょうが、あの瞬時の判断と手際の良さは、別の場所なら違う仕事で生かせるかもしれませんし、技術を磨いてさらに高収入の仕事に就く可能性もあるかもしれません。いくら頭が良くても、手仕事が速くても、他に潜在的な才能があったとしても、環境次第では無意味になりかねないのだ…としみじみ感じました。

しかし住環境は選べなくても、メトロの活動によって福音に触れ、教育を受けられれば、より良い人生を選択する機会を得ることは可能です。いずれそれが街全体の正常化にもつながるかもしれません。ニューヨークでもフィリピンでもスタッフの献身ぶりは感動的で、彼らの眩しさに自分が恥ずかしくなる瞬間もあります。でも、誰もがスタッフになろうとすればミッションは実現しないわけで、わたしたち日本にいる者は心を込めて精一杯献げ、祈り、子どもと交流し、奉仕する…それが重要な働きだと思います。自分の贅沢をちょっと我慢して子どもの人生を変えるチャンスにつなげる。未来への希望につなげる。なんて素敵で幸せな役割でしょう。

 

マニラから帰って洗濯物を出すとあの不衛生な匂いが蘇り、様々なシーンを楽しさや切なさと共に思い返しました。いつか、これが「マニラの匂い」でなくなる日が来るでしょうか。希望を持って、今、自分にできることを続けて行こうと思います。

 

鈴木様からのご感想

主イエス様の素晴らしい御名をあがめます。
今回、フィリピンツアーに行く決心をし、教会の牧師、教会員の皆さんの執り成しの祈りに送り出されて成田空港から、出発しました。見たこともない景色、聞いたこともない言語、嗅いだことのない空気がフィリピンツアー中にありました。でも、メトロフィリピンセンター長やスタッフの皆様の宣教に対する熱い思い、子ども達のイエス様を慕い求める顔は、万国共通でした。

今回のツアーでは、私がスポンサーをしている女の子とその家族にも会うことができるように、セッティングをして下さいました。女の子は、終始恥ずかしくてお母さんばかりを見つめていました。お母さんから、女の子がイエス様を信じて、日曜学校にも毎週休まず行っていること、小学校では一生懸命勉強していること、スポンサーが来ることを待ちわびてくれていたことを聞きました。

また、お母さんは私にこんな話をして下さいました。以前、彼らの生活は、スモーキーマウンテンと呼ばれるゴミ山にありました。そんな中で、日曜学校に通う女の子を始め、子ども達の信仰の姿勢を見て、救われたお母さんも教会学校のお手伝いをしていました。

ある日、スモーキーマウンテンが一掃されることになり、家を失うことになると知って、子ども達の生活を覆う現実を目の前にお母さんが、「子ども達の生活を守って下さい」とイエス様にお祈りされたそうです。その同時期に日本人が、女の子のスポンサーになることを知らされたそうです。「あなたのおかげです」と涙を流して、感謝されました。

私は何も特別なことをしたつもりではありません。クリスチャンである私の母を思い出し、母が、子を思い執り成す祈りの姿は、どこの国であっても同じだと伝えました。コーディネートしてくださった牧師夫人、メトロスタッフ、お母さんとファストフード店にいるのに、周りの目も気にせず号泣し合いました。(その後、住まいも確保されたそうです。)

私がスポンサーになったことで、一人の子どもの人生を支え、それだけでなく、その家族が、親族がイエス様に繋がり、実際の経済も守ることができる尊い働きに加えられていることを感動をもって、体感しました。メトロの働きが、ただ人道支援だけでなく、福音を子ども達にはっきりと伝える役割を果たしていることに感激しました。

日本に帰り、すぐさまメトロのスポンサーになっている教会員に報告しました。私達の働きが、将来尊い希望をキリストの愛をもって具体的に与える支援であることを伝えると「状況や必要が良く分かった。支援を続ける決心をした」と口々に嬉しいレスポンスがありました。現地ツアーを企画、計画、コーディネートして下さった万代先生、三木姉妹はじめ、現地スタッフの皆様のお心遣いに感謝せずにはいられません。本当に大切なことは何かを感じた旅になり、イエス様に感謝と栄光をお返し致します。

 

辻様からのご感想

今回のツアー参加の目的は、ふたつ、1つは、三年前から支援している里子に会うことでした。フィリピンへのプレゼントは、現地調達が決まりなので、里子に関する詳細がわかりません。写真で顔はわかるものの、声は?身長は?服のサイズは?等々思いは募るばかりでした。この機会に、直接会って、ハグしたいと思ったのです。面会当日、すぐにわかりました。想像していたよりも小柄で、繋いだ手も小さくて、幼さが残っていました。その日の午後に、小学校の卒業式があるとわかり、直接、お祝いを伝える事が出来て、嬉しかったです。

車の中で、一緒に紙風船を折りました。(新聞紙でしたが…)
昼食後に、折り鶴を渡したら、目を輝かせて喜んでくれ、とても心に残っています。将来の夢は、タガログ語の先生になること。しっかり勉強して、イエス様と共に夢をかなえてほしいなと思います。別れ際に、写真をもらいました。少し大人びて綺麗に写っている卒業写真です。これは、私の宝物になりました。面会出来て、彼女の存在がさらに愛おしく身近になりました。

もう1つは、地域教会と協力してのメトロの活動を知ることです。治安が悪く、他地域のフィリピン人も近づかないスラム街で、メトロのTシャツを着ていれば大丈夫なのだそう。驚きました。メトロスタッフの情熱あふれる働きと、地域教会、その地域に住み、住民から親しまれている世話役の方が加わることで、穏やかに、スムーズに働け、信頼を築く助けになっていると知りました。
スラム街・スモーキーマウンテン、TVで見知ってはいましたが、実際、その地の空気、臭い等を体験してみると、全く違うものだと感じました。

本当に、盛り沢山の4日間で、書き尽くす事ができません。滞在中に見た、この国の現実、格差、それを生む民族的思考。さあ、これを知ってどうするか? まずは、今回の体験を、出来るだけ多くの人に話そう。支援が必要な2,000名の子ども達の必要が満たされるように、福音によって魂が守られますように。彼らが、将来、それぞれの家族、地域、国の祝福の基となることを、日本から祈り続けていきます。