メトロからのメッセージ(2016年3月)「フィリピンの働き」

日本の皆さんのご支援に、いつも心から感謝しています。

フィリピンでは、メトロの日曜学校はスタッフだけでなく、大変多くのボランティアによって支えられています。ここでのメトロの活動が始まって15年になりますが、日曜学校のボランティア(ここでは働き人と呼んでいます)の多くは、彼ら自身も日曜学校に通っていた若者たちです。そしてこの若者たちは活動現場でスタッフの「補助」としてだけでなく運営にも携わり、歌やダンスやゲームをリードし、メッセージを語る者さえいます。この現実は私たちの目指している、「世界中の『道ばた』から起こされた指導者や教師や牧師が、次の世代を育てる姿を見ること」を地でいくものですから驚くべき成果です。

私は、トレーニングの状況全般を確認するだけでなく、訓練施設のひとつで、毎週の指導を任されています。様々な教会から集まった働き人たちが行う模擬レッスンを観て、内容やひとりひとりの成長度合いを確認します。最初の頃のチームリーダーは、牧師や教会出身の年配の女性、日曜学校出身の大人などでした。しかし年月を経た現在では、それ以外の若者たちがメッセージの準備をし始めています。16~17歳の子もいますが、多くは12~13歳で、その子たちが皆の前でメッセージを語るのです。宣教師の家庭で育った私は、幼い頃から多くの伝道活動をしてきましたが、彼らのようにメッセージを語ることはできませんでした。よく準備をし、情熱的に語り、その感想を求めてきます。なぜこのようなことができるのでしょう? それは、自分が暮らす地域で、より効果的に伝道したいからです。

指導者や教師のみならず牧師も誕生すること。これこそ次の世代に必要なことです。フルタイムの教会の牧師である必要はなく、フルタイムで主に仕える人物であること。イエス様とその教えに、そして神の御国のために、100%全力で献身できる人です。「霊的な偉人とは誰でしょうか?」 と論じられることがありますが、答えは簡単です。道ばた教会学校の路上のシートに座っているのです。ローマ人への手紙10章14節にあるように「宣べ伝える人がなくて、どうして聞くことができるでしょう」ということです。

私が関われるのはフィリピンの人々、中でもクリスチャンに限られています。しかしイエス様によって与えられたこの立場と影響力を主のご栄光のために用いることができると思うとワクワクします。今年は、今まで以上に素晴らしい年になるでしょう。私たちメトロ・ワールド・チャイルド・フィリピンは次の次元に進む準備ができているからです。毎週期待に満ち溢れて私の前に座っているすべての子どもたちと私の指導を求めている働き人たちへの愛と情熱で私の心はいっぱいです。聖霊は働かれています。そして私たちはその主の偉大な働きに加わるのです。ハレルヤ!

―メトロ・フィリピン・スタッフ  ハンナ・ロビンス―