ビル師からのメッセージ「子どもを助ける絶好の機会です!」(2016年7月)

子どもの頃、私の家庭(と呼べるかどうか)はまともな学校生活を送れる環境ではありませんでした。そして今、多くのメトロの子どもたちも当時の私と同じ状況にあります。

新学期が近づいても最低限の学用品すら用意できなくて、みんなのように作文も書けない、足し算引き算もできない、塗り絵もできない…そんな子が大勢いるのです。学校生活に必要な鉛筆や紙、ノート、その他の学用品を持たないまま、子どもたちは落ちこぼれるのを覚悟で新学期の教室に向かいます。

スラム街の公営住宅やシェルターから通学するというだけで子どもたちには大変な試練です。そこでは虐待や育児放棄、犯罪集団の脅威、暴力沙汰や薬物中毒といった危険が日常茶飯事なのですから。これほどの重荷を、この子たちの小さな肩だけに背負わせたままでいるのはあまりに酷です。そこで、こうして毎年、パートナーである皆さんにブック・バッグのご支援をお願いしているのです。

何より素晴らしいのは、このバッグを贈ることで、あなたが子どもたちの心を将来への希望で満たしてあげられるということです!この贈り物は「自分を大事に想ってくれる人がいる」と子どもたちに伝え、また、困っている時にあなたのような助け手を与えてくださる愛の神様の存在を伝えるものです。そして、ドリューのような子にとっては、それが何にも代えがたい出来事となるのです。

昨年、試験の成績が優秀だったドリューは特別クラスに選抜されました。そんな可能性はないと考えていましたので、実に驚くべきことでした。しかし母親は、ドリューを置き去りにして、ルイジアナで新しい生活を始めてしまったのです。行き場を失くしたドリューは、年老いた祖母と暮らすことになりました。祖母は精一杯面倒を見ようとしましたが、生活保護費だけで子どもを育てるのは容易ではありません。いつも家賃と食費のことで頭がいっぱいで、ドリューの服や学用品は、彼らにとっては、とんでもないぜいたく品でした。ドリューは学用品も持たずに学校に通い、宿題もできない状況でしたが、恥ずかしくて事情を誰にも話せませんでした。ほどなくして、ドリューは選抜クラスから外され通常クラスに戻ることとなりました。学校生活の中で生き生きと学び優秀な成績を修める能力を持っていながら、貧乏な自分が恥ずかしくて誰にも相談できなかった結果です。

数カ月後の家庭訪問で、彼はようやくメトロの担当キャプテンに事実を打ち明け、キャプテンはすぐにドリューのスポンサーを探すことにしました。そして今年、ドリューには、愛による温かな助けが差し伸べられました。新しいブックバッグを持って学校に行くこともできるでしょう。必要な学用品はすべて揃います。これまでの学校生活で最高の年になるはずです。

ドリューのような子どもにあなたがしてあげられることを想像してみてください。あなたからの贈り物は「ドリュー、君なら絶対できるよ。信じてるよ」と語りかけ、子どもの人生を変えることができるのです。子どもは神様からの愛とあなたからの愛を感じ、またメトロスタッフ全員からも愛されていると知るのです。
ドリューが真新しいバッグを抱えて満面の笑みで誇らしげに登校し、抱いていた不安や恥ずかしさが跡形もなく消えていくのを想像してみてください。

また、新学期を迎える子どもたちが充実した学校生活を送るには、学用品のプレゼントと同様に、希望や自信を与えることも大事なことです。そこで、ブック・バッグと一緒に、励ましのメッセージの書かれたタグを渡します。自分を信じ、励ましてくれるあなたのことをいつも思い出せるように、このタグをずっと持ち歩いている子どもを何人も知っています。ですから、励ましの一言も添えてプレゼントしてください。

学業成績はもちろん大事ですが、何よりイエス様が自分を愛していると知り、あなたのように心優しい大人が自分を気にかけてくれているということを知るために、どうかできる限りのご支援をお願いします。子どもの将来に投資することは、私たちのこの世界を良い方向に変えるための最高の方法ですから。

心を込めて

ビル・ウィルソン

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