クリスマスのThank youストーリー(2021年12月)
夢のバスケットボール
あなたが夢を叶えてくれました!
メトロが開催する教会学校では、賞品がもらえるゲームの時間があります。聖句クイズをはじめ、いろいろな楽しいゲームがあり、子どもたちはこの時間が大好きです。
ジェイソンは、学校でバスケットをすることを夢見てボールが当たるゲームに何度も挑戦していました。しかし、家庭環境に問題がありADHDにも悩むジェイソンには、毎週全力で頑張っても賞品を獲得するのは難しいことでした。
昨年のクリスマスにメトロのスタッフがジェイソンの家庭を訪問した時、ジェイソンはスタッフが手にしていたプレゼントを見た時に、顔がパッと輝きました。中身を見る前から、それが真新しいバスケットボールだとわかったのです。ジェイソンのような子どもたちの夢を叶えてくれるあなたに感謝しています!
パパは刑務所に…
子どもたちの世界が崩壊したとき あなたが希望をくれました
9歳のタニーシャと7人のきょうだいたちにとって、昨年はとてもつらい年になりました。タニーシャたちの家は犯罪組織の暴力がはびこる治安の悪い地域にありましたが、父親が激しい口論の末に隣人を撃ったとして逮捕されてしまい、一家はさらに小さなアパートに引っ越さなければならなくなりました。
引っ越したアパートの狭さは、リビングの床に敷いた一枚のマットレスの上でタニーシャと4人のきょうだいが寝るしかないほどです。
メトロのスタッフたちがタニーシャの家を訪問した時、部屋の隅に小さなクリスマスツリーがあり、その根元には彼女のスポンサーからのプレゼントの箱が一つ置かれていました。
その箱を届けた日のこと…
スタッフが持ってきた箱を開けると、そこにはタニーシャだけでなく、兄弟一人一人へのプレゼントもいっぱい入っていたのです。それを見た時の子どもたちの歓声の大きさは、おそらくご想像がつかないと思います。
子どもたちは大喜びで、母親は感謝のあまり涙を流していました。苦労続きの子どもたちにとって、これが唯一のクリスマスプレゼントだったのです。
これは、あなたのような方々の思いやりのお陰で実現したものでした。ニューヨークをはじめとする世界中の子どもたちにあなたが与える影響は、一人一人の人生の中にずっと残り続けるものです。子どもたちが希望を取り戻す手助けをしてくださるあなたに感謝しています。
もう来てくれないの?
子どもたちの世界が崩壊したとき あなたが希望をくれました
「Kwani mtarudi tena…Sasa mum hakuna nini? (もう来てくれないの? 僕のママは何を食べたらいいの?)」
この言葉は、ガコキという名のケニアの男の子が必死の思いで口にしたスワヒリ語です。昨年、新型コロナの感染状況が最も厳しい時でも、ガコキにはスポンサーがいてくださるお陰で、メトロスタッフがトウモロコシ粉の袋を彼の家に届けることができました。
昨年のクリスマス、いつもより多くの粉袋を届けに行くと、ガコキは「これが最後なのではないか」と不安になったようです。彼はHIV陽性の母親と暮らしています。母親はかつて近所で物乞いをしていましたが、体調が悪くなってからはそれもできなくなりました。
トウモロコシ粉のおかげで母親の体調が少し戻ってきたところだったので、スタッフにすがるように「もう来てくれないの? 僕のママは何を食べたらいいの?」と訴えたのです。
スタッフは「必ずまた来るよ、君とお母さんの様子を見に戻って来るよ」と約束しました。あなたのいたわりと思いやりの心が、子どもたちの人生を変えるのです。