スポンサー募集(2020年8月)
スポンサー募集
ケニアのメトロスタッフであるジャニーンが、教会学校をしている学校で教頭先生の部屋の側を通りかかった時、ニコラスが体罰を受けているのを目にしました。
彼は一体何をしてしまったのでしょう?
彼は同級生に、自分が持ってきたプラスチックのお皿に給食を分けてくれるよう頼み込んでいたのです。
でも断られてしまったので、彼はお皿で同級生のボールから給食をすくい取り、逃げ出したのでした。
彼はただ、お腹が空いていたのです。
ニコラスの母親は、彼が一年生のときからずっと、一日30円の給食費を払うのにも苦労していました。
六年生になっても、よくお腹を空かせていました。絶え間ない日常的な空腹というものは、拷問とも言えるのではないでしょうか。
ニコラスの母親は道端でとうもろこしを焼いて売っており、父親は靴の修理人をしています。
両親の収入は極端に低く、ニコラスの制服や靴は、いつもボロボロでした。
ジャニーンはニコラスのために、今学期と来学期の給食費を払いました。
そして、彼が穴の空いたセーターを着ていかなくても良いように、新しいものを買ってあげました。
「罰を受け、目に涙をためて悲しそうにしていたニコラスが、嬉しそうに笑いながら給食を食べに行く姿を見るのは、何物にも代えがたい瞬間でした」とジャニーンは言います。
ニコラスは、ケニアで極度の貧困に苦しむ多くの子どもたちのうちの、ほんの一人に過ぎません。
一日一度の食事は、「人生を変える」だけではなく、まさに子どもたちの「命を救う」ものなのです。
コロナウイルスが世界中で何百万人の人々に影響を与えている今、飢餓問題は日々深刻になっています。
メトロのスポンサーシップによって、ケニアの子どもたちは毎日給食を食べることができます。
今年、メトロでは4000人のケニアの子どもたちが食料を受け取ることを目指します。
スポンサーのついたケニアの子どもは、毎日小学校で給食を食べることができます。その食事が、その日唯一の食事だという子も少なくありません。
現在、ケニアの学校はまだ再開していませんが、現地スタッフは、スポンサーのいる子どもの家庭に食事を届けています。
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