ビル師デボーション講座 ”神のメッセージはシンプルなもの”(2020年2月)

2020年2月 今月のデボーション

神のメッセージはシンプルなもの

 

「聖書の理解は十人十色」
「読み手の解釈次第」
と言われることがあります。

あなたも聞いたことがあるでしょう。
聖書のメッセージを信じない人や中途半端に信じている人がよく口にする理屈です。
こんな便利な言い訳はありませんが、こういうことを言う人は、聖書をちゃんと読んだことがないと自ら言っているようなものです。

しかし実際、聖書を説明するにはどうしたらよいでしょうか。
聖書が何を伝えようとしているか表現できますか。
何といっても聖書は非常に広範です。
それについて私は以前、聖書の神髄を実にシンプルに絶妙に言い表した説明に出会いました。
ブルース・ラーソンという人が、聖書全体をたった6語で表現したのです。

ブルース・ラーソンは驚くべき伝道者です。
優しく、親切で、信心深く、何十冊という本を著し、数十年に及ぶ牧師生活で多くの人々を導いた神の器です。
また、世界的に大きな影響力を持つ何人もの説教者の良き師でもあります。
ブルース・ラーソンは「解釈次第」とされる余地を残すことなく、はっきり物を言う人でした。
それは聖書解釈においても同様です。
最も素晴らしいのは、彼の説明が非常に簡潔であるという点です。
福音を通して神が私たちに何を語っておられるか。
その説明としての6語とは次のようなものでした。

「I love you. Don’t be stupid.(私はあなたを愛している。愚かであってはならない。)」

私に言わせれば、この短い言葉こそ聖書全体の説明です。
もちろん、毎日聖書を読むのをやめていいと言っているわけではありません。
むしろ、もしあなたが毎日聖書を読んでいないなら読むべきです!
その習慣によって私たちは愚かにならずに済むのですから。

聖書の大部分がこの6語に要約できるということであって、この言葉さえ受け入れればいいということではありません。
「I love you. Don’t be stupid.(私はあなたを愛している。愚かであってはならない。)」という言葉から、神のあなたへの思いと、神があなたにどうあって欲しいかを知ることができるということです。
もし私たち全員がこの6語だけを大事にしていたらこの世はどうなるでしょうか。

みことばは、生きた、普遍的なメッセージです。
神独自のインターネットのような情報網です。
今、あなたが受け止めているその力の大きさを忘れないでください。
聖書の神髄を追求し、常に覚えておくことです。
「I love you. Don’t be stupid.(私はあなたを愛している。愚かであってはならない。)」

 

あなたがたの従順はすべての人に知られているので、私はあなたがたのことを喜んでいます。
しかし、私は、あなたがたが善にはさとく、悪にはうとくあってほしい、と望んでいます。
―ローマ人への手紙第16章19節―

心をこめて
創立者・主任牧師 ビル・ウィルソン