アフガニスタン救出 経過報告

2021/9/23 Facebook投稿

“最初に救出されたアフガニスタン家族から 「すべての皆さんに感謝します」”

私たちは、一番最初に家族5人で国境から数時間離れた町に国外脱出したメトロアフガニスタンのリーダーと、ついにビデオ通話をしました。

写真に写っているメトロのリーダーのケビン(仮名)は、 知らない人々が彼と彼の家族を助けてくれたことに、何度も胸に手を当てながら心からの感謝をのべています。

この会話は、私たちにとって驚くべき意味を持つ出来事となりました。彼は、自分たち家族を国外に脱出させるために、私たちが総力を結集して様々なルートを確保し、交通機関やその他の煩雑な手続きを駆使して、食料や避難場所の確保をしたことが、どれほどのことだったか理解していました。

彼らは今、新しい生活を始めるための最終目的地に向かう飛行機に搭乗する前に、必要なビザが発給されるまでの間、安全な隠れ家に滞在しています。

私は、このFacebookを通して、彼の皆様に対する感謝をお伝えしたかったのです。彼の写真と一緒に、右下に現場でこの全ての働きを実現するために動いている私たちのチームの中心メンバーが写っています。

皆さんご存知の通り、これは生易しい働きではありません。私たちと様々な国で活動する私たちのチームが、これらの家族を救出するための活動を、あなたの祈りとご支援があらゆる場面で励まし、実現へと至らしめてくださいましたと、私は語り続けることでしょう。

私たちの戦いは続きます。これからの10~12日間は、残りのアフガニスタン家族の救出のために重要な局面になるでしょう。どうぞ、お祈りください!

この時点で、私たちのところに脱出の希望があることがわかった他のクリスチャンたちもやって来ているので、今後は私たちのチームだけでなく、彼らも含まれることになりそうです。希望のいのち綱は、アフガニスタンでまだ生きています。あなたに感謝します!

今あなたがどこにいようと、あなたの手を胸に置き、ただ神に感謝してください。神の御国のために皆が共に働くなら、大いなる御業が起きます!それは全て主の御名によってです。

ビル・ウィルソン

2021/10/13  Facebook投稿  

パイナップル、ザクロ、オレンジジュース ~説明しても大丈夫となる時、あなたにもこの意味がわかっていただけるでしょう

アフガン危機について
8月23日から10月12日午前5時50分現在までの出来事です。

あなたが、見ず知らずの人々のアフガニスタン脱出のために示してくださった単なる“義務感”を超える強い意志と思いやりは、パキスタンの舞台裏で働いているメトロチームと、そして、イギリスとアメリカのメトロチームが一丸となることにより、国連や多くの米国の政治家や、正直なところ、教会の人々もできるとは思えなかったことを成し遂げたのです。

多くの人はあきらめていました。私たちの電話は盗聴され、殺害の脅迫を受け、国内テロリストと呼ばれてきました。私は以前にもこのような状況を経験してきました。多くの人々が、もう絶望的だと言いました…

それで私は再び、立ち上がってテーブルを叩きつけ、言わねばなりませんでした。「彼らとこの状況は、絶望的なのではなく、希望を持っていないだけです。イエス・キリストは彼らの唯一の希望であり、私たちは共に、その希望を伝える者です」。

そうして…10月12日、これはその結果です。

メトロアフガニスタンのチーム、7家族のうち、4家族は救出されました。1家族は行方不明、1家族は殺害され、さらに1家族は救出地に行くことを恐れたので、北に向かって逃れ、現在の所在は不明です。

この結果を聞きつけた他の人々が、私たちと連絡を取り、救出を求めてきました。その結果、私は大興奮しているのですが、現在までにおよそ68家族、229名の人々を国外に脱出させることができた、との報告を受けています!! 主に感謝しましょう!!

複数の異なる陸路を通って彼らは国境まで密かに移動し、夜中にバイクを使って国境を越えました。下にある手紙でおわかりのように、人々は大変な危険を冒してすべてを遂行しました。

私たちは、カブールでの戦闘が始まるや、すぐに大金を持って逃走したアフガニスタン大統領の、元顧問であった人物を、彼の車ごと(それを拝借するというか?)国外脱出させることができたのです。

脱出できたこの役人は、国境を越えることができ、私たちの用意した隠れ家で彼のいとこも眠ることができるようになって感謝していました。

どれひとつ簡単でもきれいな働きでもありません。しかし、写真をご覧になっておわかりのように、皆さんとメトロがひとつとなったことにより、これらの人々は脱出することができたのです!


すでにお聞きになったことがあると思いますが、もう一度言います。これは、パートナーシップの力の典型的な事例です。

順調に進んではいますが、この戦いはまだ終わってはいません。もうこれ以上できることはないと思えるまで、手段がなくなるまで、私たちに助けを求めてきた人々のためにできる限りのことをやったと確信するまで、私たちはやり続けます。

ですから繰り返しますが、あなたからの信仰と限りない支援のために“感謝します”。他の多くの人が立ち止まって、できることは全てやったと言った後でも、私たちはまだ、“もうできません”と言いません。私たちはノーという答えを選択しません。決して。

さらに、数日以内に別の何かが起こりそうですが、あなたは最初にそれを知るでしょう。メディアも私たちの動きに気づき始めているのですが、この救出作戦が続く間は、最初にあなたにお知らせする責任が私にあります。

皆さんが私たちと共に祈りご支援くださり、私たちと共に歩き続けてくださったからです。随時ご報告します。

どうか、あなたのお知り合いに、まだこの働きが進められていることをお伝えください。私たちにはまだまだ助けが必要です。

申し上げたように、もうこれ以上進めないという、最後のところまでやり続けます。
同じ重荷を担ってくださりありがとう、感謝します。
祝福を祈りつつ。

ビル・ウィルソン

上記の人物は、子どもや家族に何度か警告をしたにもかかわらず、米国の占領的で攻撃的な情報システムと国防省で働いている。彼らも家族も、NATOの占領者やカブールの傭兵政府との協力をやめなかった。その人とその家族がいずれかの場所や地域で逮捕された場合、最も厳しいシリアの厳罰に処すべきである。

2021/12/22 Facebook投稿  

“勝利のあらすじ”

2019年にアフガン軍と共に活動した最終日には、この国がこのような方向に進み、私がこのような働きをすることになるなんて思ってもみませんでした。しかし、私はそれをやりました。私たちみんなで成し遂げたのです。

以下が活動の概要で、何か特別な変更がない限り、昨年私たちが予期せず始まった、アフガニスタン危機からの救出作戦に関する、おそらく最終報告となります。

多くの方々がご存じのように、8月からメトロスタッフやできる限り多くのクリスチャンたちをアフガニスタンでの迫害だけでなく、拷問や殺害から救出する手助けをするために必死になって活動してきました。

残念ながら、私たちメトロのスタッフのひと家族は殺害されてしまいましたが。

12月18日には、356人(うち104人が子ども)、計97家族を助け出し、アフガニスタンの国境からパキスタンの安全な家に避難させることができました。皆で主に賛美をささげることができました!!!

これを成し遂げられたのは、みなさんの献身的な捧げものと折りと断食のおかげです。

そしてもちろん、イギリスとアメリカとパキスタンのメトロチームの、非常に重要で大変な現場での具体的な活動と、陰での見えない働きなしには、実現不可能な計画でした。

これこそまさに、途方もないことを行う選択をしたごく普通の人々と、パートナーシップの力についての完璧な例です。

地図でご覧いただける通り、複数の脱出ルートを使いました。人々は国境までバスで隠して運ばれ、タリバンが検問する14のチェックポイントを通過し、パキスタンのクウェッタにたどり着きました。

ある人たちはバイクで、また、ザクロが積まれたトラックの荷台に乗って逃げた人もいました。ある人は盗難車で運ばれ(何も聞かないでください)、国境の護衛兵に賄路を渡してフェンスが切られ…。言いたくもありませんが、これが作戦の実態です。

前回ご報告したように、メトロ・カブールの教会学校のスタッフ7家族中、4家族が9月の中旬に脱出を始めました。他の1家族は消息がつかめず、また別の家族は悲しいことに殺害され、そしてまたもう1家族は、脱出地に行くことを恐れ、断念しました。これらの家族が今どこにいるかは把握できていません。

本当に激しい戦いが続いています。チームの幾人かは暴行を受けました。私たちは、バスによる脱出ルートを様々なパターンに変更しました。私たちは神様のご栄光のためにこれを行ったのです。

何枚かの酷い写真を見られた方もいると思いますが、そのような孤児たちをなくすためです。少女たちは、そこにいれば自分たちに何が起こるかわかっていました。彼女たちは恐怖でいっぱいでしたが、大変感謝していました。

どれをとっても簡単でもきれい事でもありませんでした。決してそういうものではないのです。私たちが経験と誠実さを持って行動していることは誰の目にも明らかです。人々はメトロを信頼しています。だからこそ私たちのこういう働きが必要とされるのです。

私たちは今、彼らを第3国へと向かうように手配を進めています。彼らはその地で新しい生活をもう一度やり直さなければなりません。まだ終わりではないのです。私たちのモットーは海軍特殊部隊と同じです。

「楽できたのは昨日まで」。

この報告で私は、「あなたへの感謝」をお伝えしたかったのです。

このアフガニスタンの救出は、私たちが計画して予算を組むことができるようなものではありませんでしたが、私たちはやり遂げることができました。それは、あなた方が協力してくださったからです。

教会での寄付を募って協力してくださった方々、ビジネスを通して寄付くださった方々、そして絶えず友だちや家族にこの必要について伝え続け、協力してくださった方々など…。

私がいつも言っているように、あなた方なしでは、私たちは何もできません。それをあなたに知っておいてほしいのです。

他の多くの人にとっては不可能に見えるようなことを当たり前のように達成するために、私たちは神様の御力と聖霊に信頼することを選択します。そしてあなた方は、その一員です。個別のケースの詳しい内容についてはまた後日お話しすることにします。

ご支援いただいている皆様には、今回のクリスマスでも、イエス様が誰で何をしたのか全く知らない多くの人々に、クリスマスの物語を現実的なものとしてくださったことに感謝しています。あなたにもその恵みが豊かにありますように。


あなた方全てに、心からの感謝と愛を込めて…

ビル・ウィルソン