スタッフが見るスラム ケニア(2021年10月)

数か月に渡ってこのシリーズをお届けしています。
今回は、ケニアとフィリピンについて、もう少しお話します。どうか、子どもたちのためにお祈りください。


《ケニア》
スラムが子どもたちにもたらす問題とは、劣悪な生活環境(水道がないことやひどい住居など)はもちろんのこと、暴力や犯罪です。

幼い子どもたちを仲間にして麻薬の売人に仕立て上げようとするギャングたちが、子どもたちの周りにはいるのです。

また、スラムで育つ子どもたちは病気などにかかる確率も高く、きちんと毎日学校に通えずに一般教育を受ける機会を逃してしまうことも多いのです。

そのためスラムから学校に通う子どもたちの学校の成績は下がる一方で、中退してしまう割合もかなり高くなってしまいます。そうして、スラムの子どもたちは、その両親たちと同じように、一生日雇い労働者として生きていくのです。

メトロ・ケニアが教会学校を行っている小学校には、スラムに住む子どもたちがたくさん通っています。そして、メトロのスポンサーがついた子どもたちは毎日学校に通い、学校で温かい給食を食べることができています。

給食を毎日食べられるということは、1日に必ず1度はごはんが食べられるということです。貧しい両親にとって、毎日食事を用意することがままならないことや、給食費が払えないことも少なくありません。

しかし腹ぺこでは、子どもが勉強に集中できるはずがありません。給食を食べることができれば、子どもたちは勉強に集中できるのです。



メトロ・ワールド・チャイルド・ケニアの紹介動画をご覧いただけます!

台湾の「HEROES(ヒーローズ)」という人気番組が、2019年にメトロ・ワールド・チャイルド・ケニアの働きの様子を取材した動画です。
動画内に英語と中国語の字幕が出ていますが、字幕追加ボタンをクリックしていただくと日本語の字幕が表示されます。
動画の長さは、およそ11分です。