私の人生を変えたバス(2021年4月)
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創立者・主任牧師
ビル・ウィルソン
今日はみなさんに一人の女性を紹介します。彼女の名前はヴィッキー・ジメンズと言います。
彼女が初めてメトロの日曜学校にやって来たのは12歳の時でした。
40年前、ここニューヨーク、ブルックリンのスラム街で私たちが始めた日曜学校の送迎バスに初めて乗った子どもの一人です。
生まれ育ったスラムという環境だけでなく、虐待もあり、彼女は心身ともに傷ついていました。
そんな彼女がごく普通の一人のクリスチャンの誘いでメトロの日曜学校にやって来て、初めてイエス様を知ったその日にイエス様を信じたのです。
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ここは、私が育った場所であり、子どもの頃の悲痛な思い出が詰まったハーマンストリート289番地です。
苦痛に満ち、虐待があり、薬物使用者もいました。警察が頻繁に出入りし、暴力沙汰も… そんな苦しみが繰り広げられる場所でした。
私はこの環境で育ったことを恥じていました。自分は出来損ないだと思い、愛に飢え、人から必要とされていないとずっと感じていました。
でもある日、今立っているこの場所、この玄関口の階段のところで、大きな騒音を聞いたんです!
見ると、大きなバスが向こうからやってくるじゃありませんか! そう、メトロのバスでした。
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私の初めての担当キャプテンは、「デビ・ヘンス」という人でした。
バスの中には、たくさんの人がチラシを持って乗っていて、ビル牧師がバスを運転していて、私たちをメトロの教会学校へ連れて行ってくれたのです。
初めて教会学校に来て、私は手を挙げて言いました。「イエスさま、信じます」と。そしてそれが、永遠に私の人生を変えました。
私が救われたことにより、私の母が救われ、私の子どもたち、そして今、私はお婆ちゃんになってその信仰を伝承しているんです。
たった一人の幼い女の子が救われたことによって、今ではその影響が4世代に及んでいます。
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こうして今でもメトロの活動が続いていて、私のような、希望もなくただ暗闇に支配された小さな子どもたちを救い続けていることには感動と尊敬しかありません。
そして、主が私にしてくださったことを思うと感謝で胸がいっぱいになります。福音に触れる機会もない環境で、あのままでは出口を探すのは不可能だったはずの私のために、主が出口を作ってくださったのですから。
日曜学校は、霊的な飢えと共に肉体的にも空腹だった子どもを満たしてくれ、同時に楽しい時間を与えてくれる場所でした。そしてそれが私のアイデンティティと人生すべてを変えてくれたのです。
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メトロは子どもたちに
神様の愛を届け続けています
その情熱は40年経った今も変わりません