何を持っていますか?(2021年2月)

あなたの贈り物の驚くべき力!

緊急事態に直面し、とても手に負えないような必要に迫られると、私たちは神様に奇跡を求めます。

多くの場合神様は、初めに私たちが何を持っているか調べさせます。5,000人もの人々に食べ物を準備しなければならなくなった弟子たちにイエス様が言われた時のように(マルコ6:37-38)。

ニューヨークでの40年以上にわたる活動を通して、メトロには、トラックやスタッフ、ボランティア、食料保管庫などの基盤がしっかりと築かれていたので、この緊急事態の中にいる人々の必要に応えることができたのです。

私たちは、ニューヨーク市の地域食料配給拠点として、メトロの食料倉庫や9台の食料配給車を使って、この43週間で、約1,180トンもの食料を配給してきました。


最近ルシーダという、2人の幼い子どもをもつ失業中のシングルマザーに会いました。

彼女は私たちの食糧配給倉庫に来て、家族のために食べ物を受け取ることができて非常に喜んでいました。「こんな状況じゃ、足りないでしょ? だから、メトロの配給がなければずっと腹ぺこのままだったわ」。


メトロスタッフのひとりが、チャイナタウンにいる、メトロの教会学校に通っている家族のもとに食料品の箱を届けた時、母親は神様の慈しみとそのタイミングの素晴らしさに圧倒され、「今朝ちょうど赤ちゃんのミルクが底をついたところでした。でもこうして食べ物だけじゃなくミルクも届けてくださるなんて!」と大喜びしていました。

ブロンクスの向かいの町では、アンドレとジャスミンが、末の子どものオムツがとうとう無くなってしまったため、必要に迫られていました。

彼らが働いていたレストランが閉店してからというもの、数ヶ月間も失業中だったのです。そんな時スタッフが食料品とオムツが入った箱を届けに来てくれたので、2人は本当に安堵したそうです。

型にはまらない“教会”

食料配給車は、数千人の大人や高齢者に福音と祈りを分かち合う機会を提供してきました。また、神の愛について学んでいる人たちも新しくボランティアに加わり、食料配給倉庫で働いてくれるようになりました。

メトロの道端日曜学校は、子どもたち向けのプログラムですが、どの地域でも毎週3,000から5,000人もの大人や若者が、メトロの道端教教会学校に参加させるために子どもを連れて来るのです。

このコロナ禍で、直接会うことが難しくなったため、道端日曜学校をオンライン開催にしました。

驚くことに、子どもと一緒にオンライン礼拝を観る大人たちの数が毎週増えているのです!

最近はメトロの日曜学校に参加しなくなっていた年上の兄弟たちもオンラインを聞いていると知らせてくれました。現在失業中で家にいる父親たちまでも、メトロのオンライン学校中は、自然と話が耳に入ってくる状態です。

何らかの理由で従来の教会に行かない人々にもこのような方法で神様は触れてくださっています。

新しい日常

皆さんがコロナ禍前の日常生活に戻りたいと感じていらっしゃるように、ニューヨーク市の道端や、私たちのビルで、インド、ケニア、フィリピン、ルーマニア、南アフリカ、ペルー、コロンビア、ハイチ、そしてもっと他の国でも、日曜学校を再び行えるようになりたいと私たちは願っています。

皆様の祈りと心のこもった温かい捧げものを通して、皆様が私たちと共に立ち上がってくださっていることを、心から感謝しています。

皆様の継続的なサポートは、さらに多くの子どもたちとその家族に祝福をもたらします!