笑顔は言葉より雄弁!(2021年9月)

神の愛を伝えよう

ラブボックス(感謝祭のごちそうセット)

ラブボックスに詰まっているのは、空腹の子どもやその家族のお腹を満たす食べ物だけではありません。

昨年は、感染拡大防止の都市封鎖のために、子どもたちの多くと直接会えない日々が続きました。しかし11月には制限がいくらか緩和されたので、ラブボックスを抱えての訪問は実に心躍るひとときとなりました。

ニューヨークのメトロスタッフたちは子どもたち一人一人の笑顔と再会できて幸せでしたし、子どもたちもその家族も、感謝でいっぱいでした。

メトロの運営部門責任者であるジョシュア・リーは言います。

「2020年は、食糧不足が世界的に急拡大しました。特に、私たちが活動しているケニア、フィリピン、インド、ルーマニアなど、元々貧しい地域はもちろん、さらには私の故郷であるここニューヨークでも、大きな影響がありました。そのような中にあっても、メトロのスポンサーの皆様の素晴らしいお心と、メトロを支援してくださる皆様の思いやり溢れるご協力のおかげで、ここニューヨークの世帯に700個のラブボックスを届けることができました」。

サプライチェーン(物流や消費の流れ)の崩壊や、インフレの影響で食料を手に入れることが難しい状況がまだ続いていますが、今年もあなたのご協力もいただきながら、心に残るラブボックスを届けられるよう祈っています!

何ヶ月も外に出ていない人々も大勢いました。ハワード家の人たちもそうです。子どもたちは私たちに会えて大喜びでした。特別な食材を受け取ってとても感謝して、私たちが帰るのを待ちきれずに目の前で箱の中身を全部出して見ていました。


中には世代を超えてメトロに関わっている家族もいます。ジョンソン家の子どもたちは幼い頃に教会学校に通っていましたが、成人した今は、自分の子どもたちにもイエス様を知って欲しいと教会学校に通わせています。

そして、子どもたちが参加しない時でも母親や祖母は教会学校を手伝いに来てくれるのです。母親は「長年この活動を続けてくださっているお陰で私たちも感謝祭を祝えます。本当に感謝しています」と言ってくれました。

残念なことに、この感染拡大と大規模な失業で、教会学校に通っている子ども(里親制度で支援を受けている子を含めて)の家族の中にも引っ越しを余儀なくされた人々がいました。しかし昨年の感謝祭では、ある家族の引越し先も、メトロの活動地域だったことがわかって本当に嬉しく思いました。

そんな家族にスポンサーから贈られたラブボックスと七面鳥をお届けすると、皆、言葉を失っていました。大変な思いをして辿り着いた地で、まだ引っ越しの荷ほどきも済んでいない中、スポンサーが感謝祭に自分たちのことを考えてくれていたという事実が信じられなかったのです。

スポンサーは一家のそんな苦労を知っていたわけではありません。ただ、このような形で神の愛を伝え、伝統的なご馳走でその日を祝って欲しかっただけです。子どもたちは大喜びで、七面鳥や食材の一部を部屋に持って行きました!

この分かりやすい、ラブボックスという恒例の働きを通じて、あなたをはじめとする優しいスポンサーや支援者の方々が毎年、繰り返し神の愛を表してくださっています。今年も子どもたちが感謝祭を祝えるよう、どうか、ご協力をよろしくお願いします。

ラブボックス
感謝祭を祝うための食料品がたくさん詰まった贈り物です。
1家庭のおよそ1週間分の量です。
1件:4,200円