ビル師からのメッセージ「あなたも“その人”でしょうか」(2021年6月)

ここニューヨークが新型コロナウイルスに襲われたのは、昨年、サマーキャンプの準備を進めている最中のことでした。

スタッフはすぐに、少しでも本物のキャンプに近い体験ができるように代替手段を検討して「バーチャルキャンプ」という、パソコンを使う方法の開発に着手しました。

しかし、このアイデアには反対意見もありました。「Zoomを使ったオンラインでのプログラムでは、子どもたちの集中力が続かないだろう」というのです。

皆さんご存じの通り、私のモットーは「子どもたちに福音を伝えるためなら、何でもやる」です。この50年の働きの中で私は、「子どもを教会学校に集中させることは無理だ」という声を繰り返し聞いてきました。

…しかしその都度、否定派の考えが間違いであることを私たちは証明し続けています。

そして昨年あなたのような素晴らしいスポンサーと献金者のお陰で、世界が大きく様変わりし、子どもたちの環境も影響を受けていた中でも、ここニューヨークでは約500人の子どもたちがキャンプ参加の恩恵を受けることができました。

キャンプに参加した子どもには、キャンプ関連の楽しいグッズが詰まった「キャンプボックス」が届けられました。クレヨンでお面に色を塗ったり、キャンプ用のテキストで物語や聖書の学びを読んだり、キャンプリーダーと一緒にオンラインゲームを楽しんだり、少人数のグループに分かれて掘り下げたテーマで語り合ったり…

そしてキャンプのハイライトは、子どもたちを賛美と祈りに導き、聖書の真理を教えることです。子どもたちが目を閉じて、コンピューターの画面越しに私たちと共に神様を礼拝している姿を見たら、あなたもきっと涙したことでしょう。

心あるスポンサーと献金者の皆様、今年も子どもたちのキャンプのために惜しみないご支援をありがとうございます。とにかく私たちは全力を尽くしています。一人の子どもの人生を変える人となってくださるあなたに、感謝しています。

ビル・ウィルソン