ビル師デボーション講座 ”耐えるべきことには 必ず耐えられる”(2020年4月 WEB限定記事)

2020年4月 今月のデボーション WEB限定記事

耐えるべきことには 必ず耐えられる

これまで私は人が殺されるのを何度も目撃しました。
子どもたちと家族のために活動している地域でも、路上で20人が殺害された現場を見たことがあります。
一度に20体もの死体を、です!
一度は、クリスマスの直前、私たちが子どもたちに数千個のプレゼントを渡していたその同じ日でした。
6歳児のグループを連れてバスへと向かう途中、そこに死体が転がっていたのです。
ナイフが胸に刺さったままでした。
あなたがこんな経験をしていないことを願いますが、もし、幼い子どもを10人連れて道を渡っているところに死体があったら、あなたはどうしますか。

死体を見つけた瞬間、私は自分がとるべき行動を自らに言い聞かせる必要がありました。
私の役割は、子どもたちを日曜学校に連れて行き、帰る頃にはひとりひとりが天の父なる神から愛されている事実を理解できるようにすることだ、と。
その時気づいたのは、銃弾も流血も、神の愛を止めることはできないということです。
子どもたちには神の愛が必要であり、私たちは常にその愛を伝えようと努めています。
神ご自身がこの子たちを求めておられるのですから、私たちはいかなる環境でも、何が起きようとも、耐え抜かなければなりません。
その忍耐が神のためである以上、神が私たちに耐える力を与えてくださいます。
耐えなければならないことには、耐えられるようになっているのです。

イエスは病人に言われました。
「起きて、床を取り上げて歩きなさい」。
イエスは病人に無理なことを求めたのでしょうか。
いいえ。
イエスはあなたに、できるはずのないことをせよとは決して言われません。
あなたの目の前に置かれる課題も、行けと言われる場所も、何であれ示されたことは、それに耐えられるだけの助けが既に与えられていると信じてよいのです。

あなたに必要なものはすべて備えられています。
なぜなら神があなたをそのようにされたからです。
重い荷を与えられた時は必ず、神がその重荷を運ぶだけの力を与えてくださいます。
考えてもみてください、そのあなたを運んでいるのは神なのです!
すべては保証済みです。
今日、何か忍耐を要することがあるなら、あなたはそれに耐えられるはずなのです。

「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。
あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」
ヨシュア記 1章9節

心をこめて
ビル・ウィルソン