ビル師デボーション講座 ”今日、他の人より少し進んでみる”(2020年3月)

2020年3月 今月のデボーション

今日、他の人より少し進んでみる

「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです」と、イエスは弟子たちに言われました。
「わたしといっしょにいなさい。」ゲツセマネに向かうイエスの後をついてきた彼らに、夜の静寂を破ってイエスはオリーブの木立の中で語りかけられたのです。
くたびれていた弟子たちはその場でイエスが少し進んで行くのを見ていましたが、それはまさにイエスが激しい苦悩と対峙する瞬間でした。

イエスはかつてない苦しみに直面していたはずです。
実際、十字架の受難は目前に迫っていました。
しかしまず、イエスはゲツセマネの園に行かなくてはなりませんでした。
イエスにとって、カルバリの丘での時間が苦悶の極みだったと一般に考えられていますが、感情面では、ゲツセマネの園こそ最大の苦しみを味わった場所だと私は思います。
その夜、何が起こるのか。
イエスだけが知っていました。

今、あなたが厳しい試練に直面しているとしたら、試練そのものよりも心にある不安や恐怖の方がつらいのではないでしょうか。
これからの苦悶を想像すること自体が苦痛のはずです。
苦しみに直面しなければならないことに怯えながらも、決して逃れられない…
ゲツセマネのイエスが想起される状況です。

あなた自身のゲツセマネを体験する時(あなたばかりでなく、誰もが各自のゲツセマネを経験しますが)、励ましや祈りで支えてくれる周囲の人の存在は有難いことでしょう。
しかし、人生のこの正念場をご自身で乗り切ろうというなら、他の人から離れて「少し進んで行く」ことが必要です。

もう無理だ、とつぶやくかもしれません。
とてつもない重みに引きずり降ろされるかもしれません。
しかしイエスはどうだったでしょうか。
イエスは他の人を置いて少し進んで行ったと書いてあります。
大した距離ではありません。
しかしその「少し」が大きな違いを生んだのです。

乗り越えたいと願いますか。
今、変化を生み出したいと願いますか。
ならば、覚えておいてください。
皆が立ち止まったら、その時あなたは進み続けるべきです。
他の誰もが諦める状況にあっては、ほんの少し前に進むことが成功の鍵なのです。

「そのとき、イエスは彼らに言われた。
『わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここを離れないで、わたしといっしょに目をさましていなさい。』
それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。
『わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。
しかし、わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。』」
―マタイの福音書第26章38~39節―

心をこめて
創立者・主任牧師 ビル・ウィルソン

 

 

 

3月のWEB限定デボーション記事は、3月20日に掲載予定です。

ぜひご覧ください。