ビル師からのメッセージ「お腹が空いて…」(2020年3月)

ある日、入院中の息子を見舞いに行く途中だったごく平凡なクリスチャンの男性が、お腹を空かせた捨て子の少年のところにやってきて声を掛けました。
「君、大丈夫?」
ご存じの通り、その日の出来事が私の人生の流れを完全に変えたのでした。
両親はすでに離婚し、私は栄養失調でくる病にかかって胸郭が変形していました。
そんな状況の中、ある日私は道端で捨てられたのです。
食べ物もなく水もなく、3日間、私はそこにいました。
その私のために立ち止まって親切に声をかけてくれた男性に、やっとの思いで私が言えたのは「僕、お腹が空いて…」という一言だけでした。
家庭の崩壊、病気、様々な問題を抱える中で、その時直面していた最大の問題が「空腹」だったのです。
その人は私に食べ物と飲み物をくれ、それから私を教会のキャンプに参加させるために17ドル50セントの参加費を友人から借りてくれました。
そのキャンプで、私は生まれて初めてイエスのことを知ったのです。

2020年はメトロも40周年を迎えますが、私の勢いはまったく衰えません。
それどころか、さらに加速しているのです!
今や、その勢いは足し算から掛け算的なものにされ、かつてないほどの多くの子どもたちに福音を届けています。
あなたをはじめとする「ごく平凡なクリスチャンたち」のお陰で、世界中のメトロの子どもたちが、絶望から救い出され、すべてが変わる「その瞬間」を経験することができているのです。

一人の子どもの人生を永遠に変える準備ができていますか。
あなたを必要としている子どもたちが大勢いるのです。
私たちに自分の世界に入って来てもらいたい、神の愛を行動で示してもらいたい、と切実に待っている子どもたちを、私は毎日見ています。
イエスの手の中の5つのパンと2匹の魚のように、今、私たちが持っているものを差し出すとき、奇跡が起こるのです。
あなたの惜しみない思いやりがあれば、私たちが手を差し伸べない限り何日も食べずにいるしかない子どもたちに、食事を与えることができます。
あなたのその行為は、誰かが自分を気にかけてくれていること、さらに大切な、神が自分を気にかけていることを知り、心の安定をもたらします。

どうか力を貸してください。後悔はさせません。
あなたの献げ物は、主を知り主に仕える世代の育成に大きく役立ちます。
今年、さらに多くの子どもたちがイエスを知ることになるのを、一緒に見届けましょう!

あらゆる必要に応えるために、
祝福され、砕かれ、急発展された者として
ビル・ウィルソン