ケニア視察ツアーのご感想②(2019年11月)

堀井勇士様のご感想

今回ケニアツアーのことを聞き、去年11月に参加させていただいたニューヨーク視察ツアーで非常に良い経験ができたので、是非参加したいと思いました。
またアフリカはいつか行ってみたいと願っていたので、一般のツアーで行くのではなく、多くの学びがあるメトロのツアーで行ければ最高だと思い、申し込みました。
実際ケニアツアーでは期待以上の素晴らしい経験ができました。
観光では絶対足を運ぶことができないようなスラムの地域、たくさんの学校に行くことができました。
これもメトロケニアのスタッフが、地元の人たちや学校の方々と良好な関係を築いているからだと感じました。

学校を訪れていて面白かったのは、どの学校に行っても子供たちが僕の顔を見て「ジャッキー・チェン」とか「ブルース・リー」と言ってきたことです。
香港映画がアフリカではとても人気で、子供から大人までみんな香港俳優を知っています。
それは中国企業がケニアにも進出していて、中国や香港の文化が非常に浸透しているからです。
中国のアフリカ進出は様々な問題点があると言われていますが、インフラ整備、学校の復旧作業などで大いに貢献している部分があり、現地の人たちも中国人に感謝していると感じました。
だからどこへ行っても「チャイニーズ?」と聞かれました。
日本車の割合は高かったけれど、日本企業はあまりケニアに進出していないため、日本に対する知識はあまりありませんでした。
日本のアニメを知っているかと聞いても誰も知りませんでした。

途中から僕は子供たちに「ジャッキー・チェン」と言われたら、「ジャッキー・チェンは僕のお父さんだよ」と言ってみました。
すると子供たちは「嘘でしょ、嘘だ!」と言って大盛り上がりになりました。
簡単なカンフーの動きするだけで子供たちは大喜びでした。
今度行く時は少しカンフーを練習してから行こうと思いました(笑)

学校の子たちと一緒に遊ぶ時にサッカーをしたのですが、サッカーボールはほとんど、まるめた布を紐でグルグル巻いた手作りのボールでした。
それでもとても楽しく遊んでいるのですが、サッカーボールなどのスポーツ用品が充実すれば、もっとプレーしやすくなるだろうと思いました。

少し驚いたのが、学校で大人っぽい子に声をかけて何歳かと尋ねたら、21歳と答えました。
僕が22歳なのでほぼ同じ年齢です。
制服や教科書にかかるお金が払えなかったり、働いていて学校に行けなかったり、親がいないストリートチルドレンだったりと、様々な理由で学校に行けない子たちがいます。
その中で学校に行ける環境が整った子たちは、その年齢から学校に通い始めるそうなので、年齢層が高めの子たちも学校に通っています。
だから学校には様々な年齢層の子たちがいました。

また、学校で僕の携帯が子供たちに取られてしまうという出来事がありました。
子供たちと記念写真を撮って後ろポケットに携帯を入れて、数秒後にポケットに手を入れると携帯が入っていません。
落としたのかと思ったのですが、どこを探しても落ちていなくて、他の方の携帯から電話をかけても通じません。
学校の先生にそのことを話すと「絶対に見つけるから安心して」と言い、全校生徒を集めたところ、目撃者がいて携帯が見つかり無事返ってきました。
絶対返ってこないと思っていたので本当に安心しました。
携帯を取った子たちはまず電源を落とし、SIMカードを携帯から抜き出そうとしていたみたいです。
前にも携帯を取ったことがあるのかもしれません。
でも先生が「ここの学校に来ている子たちは本当に貧しくて、携帯電話が取れるところにあると誘惑になってしまうの」とおっしゃっていて、自分が本当に軽率だったと気付かされました。
給食がその日の唯一の食事になる子たちもいるという貧しい地域で、携帯を取りやすい場所にしまうというのはとても配慮がないことでした。
そして犯人探しのようなことまでしてしまって、子供たちには本当に申し訳ないことをしたと反省しました。

ある学校でメトロのプログラムを行っていた時、学校の塀の上に4、5人子供たちがいるのが見えたので近づいてみると、笑顔で手を振って話しかけてくれました。
6歳から10歳くらいの子たちです。
ただこの子たちは学校に行っていないため英語がほとんど話せません。
一人だけ英語が少し喋れる子がいたのですが、その子は僕に制服を買って欲しいと言ってきました。
学校に行きたいけど行けないそうです。
僕が制服は買えないと言うと何か欲しいと言うので鞄の中にあった使いかけの鉛筆を4本渡しました。
すると子供たちは大喜びしていました。
この子たちは靴も履いていなかったし、勉強したくても勉強する道具も持っていませんでした。
もっとちゃんとした文房具を渡してあげることができればよかったのに、と思いました。
でもこの子たちも塀の上からメトロのプログラムを聞いているので、歌を一緒に歌ったり、一緒に祈ったりしていました。
間接的ですがこの子たちにも聖書のメッセージが伝わっているのは素晴らしいことです。

このツアーで貧しい地域の学校や、スラム、ゴミ山などに行きましたが、ケニアの人たちからあまり悲壮感を感じませんでした。
その一つの要因として、やはりキリスト教国だということがあると思います。
今回行った学校の教員たちは皆熱心なクリスチャンで、学校にも聖書の言葉が壁などに書いてあります。
どんなに貧しく大変な環境でも、祈り頼る存在がいるというのは非常に大きなことです。
メトロのチームが学校に行き、聖書の言葉を楽しくわかりやすく子供たちに教えることは、物質的な必要を満たす以上の価値があるように感じました。
ケニアのメトロスタッフたちが神に祈り、賛美し、知恵を絞って献身的に子供たちのミニストリーをしている姿に感銘を受けました。

日本からご一緒させていただいた、万代先生御夫妻、三木さん、近藤さん、高嶋さんとの交わりも有意義で楽しく、多くのことを学ぶことができました。
ケニアでの滞在は子ども好きの僕には幸せなひと時でした。
毎日たくさんのフレンドリーで可愛い子どもたちと話したり遊んだりして、元気と励ましをたくさん受けました。このような機会を与えてくださった神様、スタッフの方をはじめ祈ってくださった皆さまに感謝します!

次号でも、参加してくださった方のご感想をお届けします。お楽しみに!

 

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