ビル師デボーション講座 ”決めるのは 心ひとつ”(2019年8月)

2019年8月 今月のデボーション

決めるのは心ひとつ あなたは問題を起こす側になるか?解決する側になるか?

ヨーロッパ、アジア、南アメリカ、アフリカ、アメリカ…
あらゆる場所で私は人間同士の争いの恐ろしさを目の当たりにします。
そう、あらゆる場所で。

日々絶え間なく、あなたがこうしてデボーションを行っている瞬間も、
あらゆる都市に、国に、他人を傷つけないことには一日が終わらないという人々がいるのです。
「なぜそんな恐ろしいことが?」ニュースを見るたびに理解に苦しみ、例の言葉が思わず口をついて出ます。

それは、ホロコーストで 600万人ものユダヤ人が犠牲になったことを知った多くの人々が口にしたのと同じ言葉です。
「神はどこにいたのか」。

しかし、このような疑問を抱くのは間違いです。
神のせいではないのですから。
私たちはそれぞれが、問題を起こす側になるのか、問題を解決する側になるのかのいずれかであって、中立ということは有り得ません。
どちらに属するかは自分自身の責任です。
他人事ではないのです。

「ここまでだ!こんな疫病が蔓延するのを黙って見ているわけにはいかない。私が立ち上がる!」
あなたには今、そう言ってストップをかける力があります。
こんなことを言うと、「全身全霊で取り組め」と言われている気がして恐れをなしたり、すでに自分の役割があって、これ以上何もできないと思われる方々が多いのですが、身近なところから始めればよいのです。
ご自分の教会でも、ご自宅の近所や自治会でも、さらには家族という小さな社会の中であっても。

問題を解決する側になることを決心したあなたには、神の力が備わります。
そこからは、「神はどこにいたのか」ではなく、「私はどこにいたのか」、「私は何をしていたのか」、と自問しなければなりません。

2019年も後半に入りました。
あなたにはぜひ、問題を解決する側に立つ決断を、今、していただきたいのです。
複雑な問題に私たちがキリストと共に立ち向かう時、その人生を変えることのできる人々の数は無限です。
祝福を祈ります。

心を込めて
創立者・主任牧師 ビル・ウィルソン