フィリピン視察ツアーのご感想(2018年4月)(その2)

4月5日~8日にかけて開催しましたメトロ・フィリピンの現地視察ツアーにご参加くださった早崎様のご感想です。

私たちは夫婦で、メトロの支援を2007年から、アメリカ、フィリピン、ケニア3ヶ国のスポンサーを続けていますが、ツアーは私一人で参加しました。

フィリピンでは6人の子を支援しており、10年以上支援している子が2人、5年目に入った子が2人、3年ほどの子が1人、10か月ほどの子が1人です。今回、そのほとんどの子に会うことができました。

子どもたちに会った印象は、

今回のツアーで、実際に支援している子どもたちに会ってみると、その子のいろんな表情を見られて、なついてくれたり、控えめでも親しみを見せてくれたりして、どの子も、写真から伝わってくるよりも何倍もかわいく、魅力的でした。一人一人の子に対する思いや印象がとても変わりました。
10年ほど支援している子と会うのは、とりわけ感慨深いものがありました。支援を始めた幼い頃の写真から始まって、時折手紙や写真をもらっていましたが、成長して、生き生きして、きれいになった姿を見て、本当に嬉しくなりました。
彼女たちがメトロの教会学校や近くの教会と関わりつつ、ここまで無事に成長してくれたことにすごく感激しました。大げさでなく「この子の人生の一部に関われたんだ」と感じました。そして、私たち自身がこの10年ほどの間、神様の恵みによって経済的に守られて支援を続けてこられたこともありがたく思いました。

支援の価値を再確認しました

毎月の支援の価値を、私は小さく捉えていました。しかし、メトロの支援は、私が思うよりはるかに価値があって喜ばれている印象でした。それがわかったことも良かったです。
今回、支援している子どもたちとは、ショッピングモールで会いましたが、ショッピングモールが初めてではしゃぐ子や、めったに外食する機会がないので、と、マクドナルドでお礼を言ってくださるお母さんがいました。
また今回、ご厚意で一人のお宅まで訪問させていただきましたが、その家のたたずまいや周辺地域、建物や中の様子から、本当に経済的に大変な中を通っていることを実感しました。
子どもと会う時には、全員、お母さん(もしくはお祖母さん)が一緒でしたが、毎月の支援を、お母さん方がすごくありがたく思ってくださっていて、何人かのお母さんから、特に丁重な感謝の言葉を受け取ったことが印象に残っています。
ある女の子は、4年前に送った私たち夫婦の写真を、家に飾ってくれていること、お母さんとその子が、支援が始まった頃の一時期しばらく「日本のおかあさんに会えますように」と毎晩祈ってくれたことを話してくれました。ご家族で思いを寄せてくれていたこと、そして、神様がこうしてその祈りを実現してくださったことに感動しました。

ツアーに参加して感じたこと

私たちには子どもがなく、これまで生きてきて、普段の生活でも子どもと話す機会がほぼなかったので、今回の訪問は、楽しみであると同時に、実はとても緊張しました。
仕事の調整をしていたので、間際になって参加申し込みをしたため、出発日まで時間の余裕がなく、何をプレゼントに持っていくかまでは準備できたのですが、それ以上のことには考えが及びませんでした。子どもと会った時に何を話すか、何を聞くかなどコミュニケーションの内容も、もっと準備していればよかったと思いました。
フィリピン、しかも観光では巡らないところをまわる…ハードスケジュール…というイメージでしたので、大丈夫だろうかと警戒しましたが、飛行機は快適で、日本人が安心して休めるホテルを配慮いただき、部屋はきちんと掃除が行き届き、食事もおいしくいただくことができました。
暑い中での教会学校見学や、危険なところを歩くことなどもありましたが、現地スタッフの方に守られて、一般的なツアーでは行くことのできない場所を歩けて、とても貴重な旅行となりました。もし、行きたいけれど、危険さや土地柄から迷っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ行ってみられることをお勧めします。

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暑い中で、スラム化した墓地に住む子たちと熱い道端教会学校

教会学校を見学し、サポートしている子どもと実際会うことは、私にとって想像以上のすばらしい体験でした。子どもをサポートしていらっしゃる方、特に長年サポートしておられる方には、貴重な体験になり、今後のサポートの励みにもなると思います。
また、自分のスポンサーが来てくれるというのは、子どもたちにとっても、お母さん方にとっても、嬉しいことであり、安心するようでした。子どもに会いたい、と思われたことのある方には、ぜひ、一度行ってみられることをお勧めします。
このたびのフィリピンツアーでは、万代先生、三木さん、メトロ・フィリピンのスタッフの皆様に、大変にお世話になり、ありがとうございました。同行した参加者の方々も気さくで親切な方々で、ご一緒できて感謝でした。数々の貴重な体験をさせていただきましたことを、心から感謝しています。

教会学校の終了後、持参したお菓子を子どもたちに配りました。
(右奥の黒い帽子が早崎様)